格安SIMの5分かけ放題は、月額料金だけでなく、対象となる通話方法や5分を超えた場合の通話料も異なります。比較するときは「基本料金+かけ放題料金」と、超過後の通話料、専用アプリの要否を確認することが大切です。
格安SIMの5分かけ放題で比較する項目
5分かけ放題は、1回あたり5分以内の国内通話が無料になるオプションです。ただし、料金や適用条件は格安SIMによって違うため、次の項目を同じ条件で比べます。
| 比較項目 | 確認する内容 |
|---|---|
| 月額料金 | 5分かけ放題の追加料金と、SIMの基本料金を分けて確認する |
| 無料時間 | 1回5分以内か、10分以内など別の時間設定かを確認する |
| 超過後の通話料 | 5分を超えた部分が従量制になるか、1回の通話全体に料金がかかるかを確認する |
| 通話方法 | 通常の電話アプリで使えるか、専用アプリや特定の発信方法が必要かを確認する |
| 対象外の通話 | ナビダイヤル、番号案内、国際電話、留守番電話などが無料対象かを確認する |
| 割引・キャンペーン | 割引期間終了後の通常料金と、適用条件を確認する |
月額料金は「基本料金」と「通話オプション」の合計で比べる
格安SIMの料金を比較するときは、5分かけ放題のオプション料金だけで判断できません。データ容量に応じた基本料金を加えた金額が、毎月の通信費になります。
計算式は次のとおりです。
毎月の料金=データ通信プランの月額料金+5分かけ放題の月額料金+その他の有料オプション
たとえば、データ通信プランが月額1,000円、5分かけ放題が月額500円の場合、かけ放題を含む月額料金は2,000円ではなく、合計1,500円です。これは計算例であり、実際の料金は各社のプランや時期によって異なります。
5分を超えたときの通話料がサービスごとに違う
5分かけ放題でも、1回の通話が5分を超えた部分には通話料がかかることがあります。超過分が一定の単価で加算されるタイプが一般的ですが、通話料の単価や計算方法はサービスによって異なります。
短い電話が多い人は、5分を超えない限り差が出にくい一方、仕事の電話や問い合わせで6分以上話すことが多い人は、超過後の通話料が重要です。
5分を超える通話が多い人は10分かけ放題も比較する
1回の通話が5分を少し超えることが多いなら、5分かけ放題だけでなく、10分かけ放題や完全かけ放題も比較します。オプション料金が高くても、超過通話料を含めると10分かけ放題のほうが安くなる場合があります。
反対に、通話がほとんど1〜2分で終わる人は、5分かけ放題の料金を毎月支払うより、かけ放題を付けずに通話したほうが安くなる可能性があります。
専用アプリが必要かどうかも条件が分かれる
5分かけ放題には、スマートフォンの標準電話アプリからそのまま発信できるタイプと、専用アプリや指定された発信方法を使うタイプがあります。
専用アプリが必要なサービスでは、通常の電話アプリから発信すると、かけ放題の対象外になることがあります。申し込む前に、次の点を確認してください。
- 標準の電話アプリから発信できるか
- 専用アプリを使わない場合も割引対象になるか
- 連絡先から発信した場合の扱い
- iPhoneとAndroidで利用方法が異ならないか
- 専用アプリの提供終了や利用制限がないか
通話のたびに発信方法を切り替えるのが面倒な人は、標準の電話アプリに対応したサービスを選ぶと使いやすいでしょう。
無料の対象外になりやすい通話に注意する
5分かけ放題は、すべての電話番号への通話が無料になるわけではありません。次のような通話は、無料時間の対象外または別料金になることがあります。
- ナビダイヤルなどの特殊な番号
- 番号案内サービス
- 国際電話
- 衛星電話
- 一部の情報提供サービス
- 留守番電話などの特定サービスへの接続
病院、役所、配送会社などへ電話する機会が多い人は、相手の電話番号がかけ放題の対象かを事前に確認しましょう。「国内通話無料」と書かれていても、すべての国内番号が対象とは限りません。
自分に合う5分かけ放題の選び方
短い電話を毎月何度もかける人
1回あたりの通話が5分以内で、月に何度も電話をかける人は、5分かけ放題を付けるメリットがあります。比較では、オプション料金と、通常料金で通話した場合の見込み額を比べます。
通常の通話料が1分単位で加算される場合、次の計算で目安を出せます。
通常通話の見込み額=1分あたりの通話料×月間の通話時間
ただし、実際の請求単位が30秒ごとなどの場合は、契約先の計算方法に合わせて計算してください。
電話をほとんど使わない人
電話の回数が少なく、1回の通話も短い人は、5分かけ放題を付けないほうが安い場合があります。無料通話のために毎月オプション料金を支払うため、月間の通話時間が少ない場合は元を取れないことがあるからです。
5分を超える電話が多い人
5分を超える通話が多い人は、5分かけ放題だけでなく、10分かけ放題や完全かけ放題を候補にします。比較するときは、月額料金だけでなく、超過通話料を含めた合計額で判断してください。
仕事で電話を使う人
仕事の電話では、5分を超える通話や折り返しが発生しやすいため、5分かけ放題では足りないことがあります。標準の電話アプリに対応しているか、通話品質や会社での利用ルールに問題がないかも確認が必要です。
料金を比較するときの確認手順
- 毎月のデータ容量を決め、各サービスの基本料金を確認する。
- 5分かけ放題の月額料金を加算する。
- 5分を超えた部分の通話料と計算単位を確認する。
- 専用アプリや指定番号を使う必要があるか確認する。
- 対象外の電話番号と、割引終了後の料金を確認する。
- 自分の月間通話時間を当てはめ、通話料を含む合計額を比較する。
キャンペーン中の料金だけで比べると、割引終了後に支払額が増えることがあります。申込前には、通常料金、割引期間、解約や変更の条件まで確認しましょう。
5分かけ放題を比較するときの結論
格安SIMの5分かけ放題は、月額オプション料金、5分超過後の通話料、専用アプリの要否、対象外の通話をそろえて比較するのがポイントです。
短い電話を何度もかける人には向いていますが、電話が少ない人は従量制、5分を超える通話が多い人は10分かけ放題や完全かけ放題も含めて、毎月の合計額で判断してください。







