格安SIMの通話料が高いときは、通常の電話発信を減らし、通話アプリや無料通話、通話オプションを使い分けるのが基本です。短い電話が多いなら「5分・10分かけ放題」、長電話が多いなら「完全かけ放題」への変更で安くなる可能性があります。
格安SIMの通話料が高くなる主な原因
通話料が高くなる原因は、電話を使った回数だけでなく、1回あたりの通話時間や、通話オプションの対象外となる発信にもあります。
- 通常の電話回線で長時間話している
- 短い電話を何度もかけている
- かけ放題の対象アプリを使わずに発信している
- 5分・10分などの無料時間を超えている
- 0570など、かけ放題の対象外になりやすい番号へ発信している
- 留守番電話の再生や転送など、別料金がかかるサービスを利用している
一般的な格安SIMでは、通常の国内通話が30秒単位で課金されます。ただし、通話料や課金単位、かけ放題の対象は事業者や料金プランによって異なるため、契約中の料金表で確認が必要です。
まず通話明細で高くなった原因を確認する
対策を選ぶ前に、請求内訳や通話明細で「どの番号に、何分、何回かけたか」を確認してください。原因によって、適した対策が変わります。
- 契約中の事業者の会員ページや請求書を開く
- 通話料の合計と、通話ごとの時間を確認する
- 通常の電話番号、通話アプリ、対象外番号のどれで発信したかを分ける
- 毎月同じような通話があるかを確認する
たとえば、長電話が1回だけ原因なら一時的な支出かもしれません。一方、短い電話を毎月何度もかけているなら、通話オプションの追加で料金が下がる可能性があります。
通話料を下げる5つの対策
1. 家族や友人との通話は通話アプリを使う
相手も同じアプリを使える場合は、インターネット回線を利用する通話アプリが選択肢になります。アプリ同士の通話は、通常の電話回線による通話料がかからない仕組みが多いですが、通信量は消費します。
Wi-Fi環境では、モバイルデータ通信量を抑えやすくなります。電波状況や通信速度によっては音声が途切れることがあるため、仕事の電話や重要な連絡では通常の電話も使い分けてください。
2. 短い電話が多いなら「5分・10分かけ放題」を検討する
1回の通話が短く、回数が多い人には、一定時間まで無料になる通話オプションが向いています。美容院や店舗への予約、家族への連絡など、数分で終わる電話が中心なら候補になります。
ただし、無料時間を1秒でも超えると超過分が課金される仕組みもあります。通話終了前に切る、または長くなりそうな話は通話アプリへ切り替えるなどの管理が必要です。
3. 長電話が多いなら完全かけ放題を比較する
1回の通話が長い人は、時間制限のないかけ放題を検討できます。毎月のオプション料金と、現在の通話料を比べて、追加料金を払う価値があるか判断しましょう。
判断するときは、1か月分だけでなく、直近2〜3か月の通話料を見ると一時的な利用との違いが分かります。かけ放題の料金が通話料を上回る月が多いなら、契約しないほうが安い場合もあります。
4. 事業者指定の電話アプリや発信方法を確認する
格安SIMによっては、専用アプリから発信した場合だけ通話料が安くなったり、かけ放題が適用されたりします。スマートフォンの標準電話アプリから発信すると、割引や無料通話の対象外になることがあるため注意が必要です。
契約中のプランで専用アプリが必要か、標準の電話アプリでも割引が適用されるかを、料金プランの説明で確認してください。アプリの利用が必要なのに、連絡先から直接発信していた場合は、発信方法を変えるだけで改善する可能性があります。
5. 料金プランやSIMの組み合わせを見直す
データ通信は少ないのに通話だけ多い場合、通話向けのオプションが用意されたプランへ変更したほうが合うことがあります。反対に、通話がほとんどない月にかけ放題を契約しているなら、オプションを外すほうが安くなる可能性があります。
乗り換えを検討する場合は、月額基本料金だけでなく、通話オプション、初期費用、解約に関する条件、通話アプリの必要性を含めて比較してください。
通話時間に合う対策の選び方
| 通話の使い方 | 向いている対策 | 確認する点 |
|---|---|---|
| 家族や友人との連絡が中心 | 通話アプリ | 相手も同じアプリを使えるか、通信環境は安定しているか |
| 短い電話を何度もかける | 5分・10分かけ放題 | 無料時間を超えた場合の料金、対象外番号 |
| 1回の通話が長い | 完全かけ放題 | オプション料金と毎月の実際の通話料 |
| 通話が月によって大きく変わる | オプションなしで都度払い | 高額になった月だけ追加できるか |
| 専用アプリを使っていない | 指定された発信方法への変更 | 標準電話アプリからの発信が割引対象か |
通話オプションを付けるかの計算方法
通話オプションが必要かは、次の計算でおおよその判断ができます。
通常の通話料の目安 = 通話時間(分)× 1分あたりの通話料
たとえば、契約中の通常通話料が30秒あたり22円で、合計30分話した場合の計算例は次のとおりです。
22円 × 2 × 30分 = 1,320円
これは計算例であり、実際の料金は契約中の事業者やプランによって異なります。この金額と通話オプションの月額料金を比較し、オプションの対象外通話がないかも確認してください。
かけ放題でも料金が発生しやすい電話に注意
かけ放題を契約していても、すべての番号が無料になるとは限りません。特に、次のような番号は対象外となる場合があります。
- ナビダイヤルなどの「0570」から始まる番号
- 国際電話
- 一部の特殊番号や情報提供サービス
- 留守番電話の再生・録音に関する通話
- 転送電話を利用した通話
対象外の番号かどうか分からないときは、発信前に相手先の案内や契約中の料金表を確認してください。無料だと思って長時間利用すると、別途料金が発生することがあります。
通話料が高いときに最初にすること
最初に、請求明細で高額になった通話の回数・時間・発信先を確認してください。そのうえで、短い電話が多ければ時間制のかけ放題、長電話が多ければ完全かけ放題、アプリで代用できる連絡が多ければ通話アプリを選びます。
契約変更前には、通話オプションの適用開始日、専用アプリの要否、対象外番号を確認することが重要です。自分の通話パターンに合わないオプションを選ぶと、かえって月額料金が高くなるためです。







