格安SIMの通話料を節約するには、電話をかける回数と1回あたりの通話時間に合う方法を選ぶことが大切です。短い電話が多いなら通話オプション、長電話が多いならかけ放題、通話相手が限られるなら無料通話アプリを使うと、無駄な料金を抑えやすくなります。
格安SIMの通話料を節約する主な方法
格安SIMでは、データ通信の料金とは別に、音声通話の料金が発生します。節約方法は主に次の5つです。
- 通話オプションを追加する
- 専用の通話アプリやプレフィックス通話を使う
- LINEなどの無料通話を使う
- 電話をかける回数や時間を減らす
- 通話が少ない月は、オプションを外す
ただし、通話オプションの内容や専用アプリの有無は格安SIMによって異なります。契約前や変更前に、対象となる通話、無料時間、超過後の料金、専用アプリの必要性を確認してください。
通話の使い方別に、節約方法を選ぶ
どの方法が向いているかは、通話の回数よりも1回の通話時間と、毎月の合計時間で判断すると分かりやすくなります。
| 通話の使い方 | 向いている節約方法 | 確認すること |
|---|---|---|
| 短い電話を何度もかける | 1回あたりの無料時間がある通話オプション | 無料時間を超えた場合の料金、対象外の通話 |
| 長電話が多い | 時間無制限のかけ放題 | 月額料金、対象外の番号、最低利用期間の有無 |
| 家族や友人との連絡が中心 | LINEなどの無料通話アプリ | 相手も同じアプリを使えるか、通信環境 |
| 電話をほとんど使わない | 通話オプションを付けない | 標準の通話料金と、実際の通話時間 |
短い電話が多いなら、通話オプションを比較する
病院や店舗への予約、家族への連絡など、短時間の電話を何度もかける人は、一定時間まで無料になる通話オプションが候補になります。
判断するときは、月額料金だけでなく、次の点を同じ条件で比べます。
- 1回あたり何分まで無料か
- 無料時間を超えた部分にいくらかかるか
- 専用アプリから発信する必要があるか
- 無料対象外の番号があるか
- オプションを途中で変更・解約できるか
たとえば、1回の電話が無料時間内に収まる人なら、通話オプションによって通常の通話料金を減らせる可能性があります。一方、無料時間を少し超える電話が多い場合は、超過分の料金が積み重なるため、実際の通話時間で計算する必要があります。
長電話が多いなら、時間無制限のかけ放題を検討する
1回の通話が長くなりやすい人は、短時間向けのオプションよりも、時間無制限のかけ放題が適する場合があります。
ただし、かけ放題の月額料金が発生するため、電話をあまり使わない月は割高になることがあります。直近数か月の通話明細を確認し、オプション料金を払うことで通常料金より安くなるかを計算しましょう。
かけ放題でも、次のような通話は対象外になることがあります。
- 国内の一部の特別な番号への通話
- 情報料などが加算される番号への通話
- 海外への通話
- データ通信を利用するアプリ内通話
「時間無制限」と書かれていても、すべての番号への通話が無料になるとは限りません。対象番号は契約先の公式な料金表や利用条件で確認してください。
専用の通話アプリを使うときの注意点
格安SIMによっては、専用アプリから発信することで通常より安い通話料金になる仕組みがあります。専用アプリを使う場合は、スマートフォン標準の電話アプリではなく、指定されたアプリから発信する必要があることがあります。
節約できるかどうかを確認するには、次の手順で設定を確認します。
- 契約している格安SIMの通話料金ページを開く
- 専用アプリが必要か、標準の電話アプリでも対象になるかを確認する
- 連絡先から発信するときの手順を確認する
- 発信後の通話履歴や請求明細で、対象の料金になっているか確認する
専用アプリを使い忘れると、想定していた割引や通話料金が適用されない可能性があります。また、アプリの通話品質は通信環境の影響を受けることがあるため、仕事や緊急性の高い連絡では通常の電話回線を使うなど、用途に応じて使い分けてください。
LINEなどの無料通話を使う方法
相手も同じアプリを使っているなら、LINEなどのインターネット通信を利用した通話を使うことで、電話番号を使った通話料を抑えられます。
ただし、無料通話でもデータ通信量は消費します。データ容量が少ないプランでは、Wi-Fi接続時に使う、音声通話だけにするなどの工夫が必要です。
次のような相手には、無料通話アプリが使いやすいでしょう。
- 家族や友人など、アプリで連絡できる相手
- 相手と事前にアプリをそろえられる場合
- 通話品質が多少変動しても問題ない連絡
店舗、病院、役所、企業などへ電話をかける場合は、相手がアプリ通話に対応していないため、通常の電話回線が必要です。
通話料金を計算してからオプションを決める
通話オプションを付ける前に、通常料金のまま利用した場合と比較すると、必要かどうかを判断しやすくなります。
計算の基本は次のとおりです。
通常の通話料金の目安 = 1分あたりの通話料金 × 1か月の通話時間
実際には、通話料金の計算単位が30秒ごとなど、契約先によって異なる場合があります。そのため、料金表に記載された単位で計算してください。
通話オプションを使う場合は、次のように比較します。
オプション利用時の料金 = オプション月額料金 + 無料時間を超えた通話料金
月によって通話時間が大きく変わる人は、1か月分だけでなく、直近数か月の請求明細を見て判断するのがおすすめです。通話が少ない月もあるなら、必要な月だけオプションを付けられるかも確認しましょう。
節約のために確認したい通話の種類
通話料金を確認するときは、すべての電話が同じ扱いになるとは限りません。通常の国内通話、海外通話、特別な番号への通話では、料金やオプションの対象が異なることがあります。
- 国内の携帯電話・固定電話への通話
- 海外への通話
- 留守番電話や転送電話に関する通話
- 緊急通報や各種の特別な番号
- ナビダイヤルなど、通話オプションの対象外になりやすい番号
特定の番号へ頻繁にかける人は、その番号がオプションの対象かを確認してから申し込んでください。対象外の番号にかけることが多い場合、かけ放題を付けても節約効果が小さいことがあります。
通話料を節約するときの失敗を防ぐ方法
最も多い失敗は、通話オプションを付けたまま、ほとんど使わないことです。契約後は毎月の請求明細で通話時間とオプション料金を確認し、不要なら解約や変更を検討します。
次の順番で確認すると、使いすぎや付け過ぎを防げます。
- スマートフォンの通話履歴で、通話回数と通話時間を確認する
- 格安SIMの請求明細で、実際に課金された通話料金を確認する
- 無料通話アプリで代用できる連絡と、電話番号が必要な連絡を分ける
- 短時間向け、時間無制限、オプションなしの料金を比較する
- 契約後の請求明細で、割引や無料時間が適用されているか確認する
通話の発信方法に条件があるサービスでは、専用アプリを使ったかどうかも確認してください。料金が想定と違う場合は、通話明細、発信先の番号、発信方法、オプションの適用開始日を順番に確認します。
格安SIMの通話料を節約する方法のまとめ
短い電話が多い人は時間制限付きの通話オプション、長電話が多い人は時間無制限のかけ放題、家族や友人との連絡が中心の人は無料通話アプリが候補です。電話をほとんど使わない人は、オプションを付けないほうが合う場合もあります。
まずは直近数か月の通話明細を確認し、通常料金とオプション利用時の料金を同じ条件で計算してください。そのうえで、無料時間、対象外の番号、専用アプリの必要性を確認して選ぶと、実際の使い方に合った節約につながります。







