格安SIMの解約手続きは、契約している通信会社のマイページやアプリから申し込むのが一般的です。ただし、電話番号を他社でも使う場合は「解約」ではなく、MNPワンストップまたはMNP予約番号を使った乗り換え手続きを行います。
解約する前に、契約期間、解約月の料金、端末の残りの支払い、メールアドレスやデータの引き継ぎを確認してください。手続きの方法や解約の成立時期は、格安SIMごとに異なります。
格安SIMの解約手続きは3つの方法に分かれる
解約方法は、電話番号を残すか、残さないかによって変わります。
| 目的 | 行う手続き | 電話番号 |
|---|---|---|
| 格安SIMをやめて電話番号も使わない | 通常の解約 | 失われる |
| 電話番号を他社へ移す | MNP転出を伴う乗り換え | 引き継げる |
| 一時的に利用を止めたい | 利用停止・休止など | サービスによって異なる |
単に他社へ乗り換える場合は、先に現在の格安SIMを解約しないでください。先に解約すると電話番号を引き継げなくなる可能性があります。
電話番号を残さず解約する手順
電話番号が不要であれば、現在の格安SIMの契約者向けページから解約を申し込みます。一般的な流れは次のとおりです。
- 契約している格安SIMのマイページや公式アプリにログインする。
- 「契約内容の確認・変更」「解約」「サービスの解約」などの項目を開く。
- 解約する回線、解約日、料金や注意事項を確認する。
- 画面の案内に従って本人確認やアンケートに回答する。
- 解約を確定し、受付完了画面やメールを保存する。
格安SIMによっては、Webだけでなく電話窓口や店舗での手続きが必要な場合があります。また、契約者本人による認証や、契約時に設定した暗証番号を求められることがあります。
解約できたか確認する方法
手続き後は、マイページの契約状況が「解約済み」「利用終了」などになっているか確認します。受付番号や完了メールが届いている場合は、請求内容が確定するまで保管してください。
解約後も、解約月の料金や端末の分割払いなどが請求されることがあります。請求が続いていても、直ちに解約失敗とは限りません。
電話番号を残して他社へ乗り換える手順
電話番号を引き継ぐ場合は、乗り換え先の申し込みを先に行います。MNPワンストップに対応している組み合わせなら、乗り換え先の申し込み画面で現在の通信会社を選び、案内に沿って認証するだけで手続きできる場合があります。
- 乗り換え先がMNPワンストップに対応しているか確認する。
- 対応していれば、乗り換え先のWebサイトや店舗からMNP転入を申し込む。
- 対応していない場合は、現在の格安SIMでMNP予約番号を取得する。
- 乗り換え先の申し込み画面に、電話番号やMNP予約番号などを入力する。
- SIMカードの到着、またはeSIMの開通案内を待つ。
- 乗り換え先で回線の開通手続きを行う。
- 開通が完了したことを確認してから、旧回線の契約状態を確認する。
MNP予約番号を使う場合は、有効期限があります。期限が近いと申し込みできないことがあるため、乗り換え先が指定する残り日数も確認してください。
乗り換え先の回線が開通すると、旧回線は自動的に解約される方式が一般的です。ただし、手続きの途中で旧回線を先に解約すると、MNP転出ができなくなることがあります。
解約前に確認する費用
解約時の費用は、格安SIMの料金プランや契約時期によって異なります。次の項目を契約者向けページや料金規約で確認してください。
- 解約月の月額料金が満額請求か、日割りになるか
- 音声通話SIMやデータSIMの解約に関する手数料
- 契約期間や最低利用期間の有無
- 短期解約に関する契約上の条件
- 端末の分割払いの残額
- 端末の割引が終了することによる実質負担額の変化
- 未払い料金や追加請求の有無
契約解除料の有無や金額は、同じ通信会社でも料金プラン、契約日、回線の種類によって異なることがあります。「解約は無料」と一律に判断せず、自分の契約内容を確認してください。
端末の分割払いは解約後も続くことがある
格安SIMを解約しても、購入したスマートフォンの分割払いは別契約として残ることがあります。その場合、回線の解約後も端末代金の請求は続きます。
端末代金を一括で支払いたい場合は、解約前に一括精算の可否と手続き方法を確認してください。端末の割引が回線契約と連動している場合は、解約後の支払額が変わる可能性もあります。
SIMカードや端末は返却が必要?
SIMカードの返却が必要かどうかは、通信会社や契約内容によって異なります。返却が必要な場合は、指定された宛先、期限、配送方法を確認してください。
返却不要と案内されている場合は、SIMカードを自分で廃棄します。ICチップに記録された情報を悪用されないよう、ハサミなどで切断してから廃棄するとよいでしょう。自治体の分別ルールがある場合は、そのルールに従ってください。
端末を返却する「端末返却プログラム」を利用している場合は、SIMカードの返却とは別に、端末の返却手続きが必要です。返却期限や端末の状態による追加費用を確認してください。
解約前にデータとサービスを引き継ぐ
解約すると、格安SIMのメールアドレス、留守番電話、キャリア決済、ポイント、割引などが使えなくなる場合があります。必要なデータやサービスは、解約前に移行してください。
- 格安SIMのメールアドレスを登録しているサービスのメールアドレスを変更する
- 連絡先や写真を端末やクラウドへ保存する
- キャリア決済の支払い方法を変更する
- 請求書や利用明細を保存する
- 留守番電話のメッセージを確認する
- 解約後も必要な会員サービスのログイン情報を確認する
特に、解約後はマイページにログインできる期間が限られることがあります。過去の請求書や契約情報が必要になりそうなら、解約前にダウンロードしておくと安心です。
解約できないときの確認ポイント
Webで解約手続きが進まない場合は、次の点を順番に確認してください。
- 契約者本人のIDでログインしているか確認する。
- 解約したい回線番号やSIMを間違えていないか確認する。
- 未払い料金や本人確認の未完了がないか確認する。
- 受付時間やメンテナンス時間に該当していないか確認する。
- 乗り換えの場合は、先に旧回線を解約していないか確認する。
- 解決しなければ、通信会社の公式サポートへ問い合わせる。
「解約ボタンが見つからない」場合でも、契約者向けページの「契約変更」「各種手続き」「サポート」などに移動すると案内が表示されることがあります。電話での解約しか受け付けていない通信会社もあるため、契約先の案内を確認してください。
格安SIMを解約する前のチェックリスト
- 電話番号を今後も使うか決めた
- 電話番号を残す場合、先に乗り換え先へ申し込むことを確認した
- 解約月の料金と解約費用を確認した
- 端末の分割払いの残額を確認した
- メールアドレスやキャリア決済を変更した
- 請求書や利用明細を保存した
- SIMカードや端末の返却条件を確認した
- 解約完了画面や受付メールを保存した
格安SIMを完全にやめるなら、契約者向けページから通常解約を申し込みます。電話番号を残して乗り換えるなら、旧回線を先に解約せず、乗り換え先でMNP転入を完了させるのが基本です。最初に、電話番号を引き継ぐかどうかと、解約後も続く端末代金やサービスがないかを確認してください。







