格安SIMの海外ローミング対応状況は?

格安SIMの海外ローミング対応状況は?

格安SIMでも海外ローミングに対応しているサービスはあります。ただし、音声通話・SMSだけ使えるのか、海外でデータ通信もできるのか、対応国や料金はいくらかは、サービスや料金プランによって異なります。

海外旅行で使うなら、格安SIMという分類だけで判断せず、「海外データ通信に対応しているか」「渡航先が対象か」「利用料金はいくらか」を確認してください。

格安SIMの海外ローミング対応状況

格安SIMの海外ローミングは、主に次の3パターンに分かれます。

対応状況 海外でできること 注意点
海外データ通信に対応 現地の携帯回線でインターネットを利用できる 対象国、利用期間、データ容量、料金の確認が必要
音声通話・SMSのみ対応 電話の発着信やSMSの送受信ができる データ通信は別のSIMやWi-Fiが必要
海外ローミングに非対応 契約中のSIMでは海外の携帯回線を利用できない 現地SIM、海外用eSIM、モバイルWi-Fiなどを用意する

同じ会社でも、音声通話SIMとデータ通信専用SIMで対応内容が異なる場合があります。また、回線の種類や利用している端末によって条件が変わることもあります。

海外ローミングに対応している代表的な格安SIM

海外でのデータ通信に対応する代表例として、ahamo、povo、楽天モバイルなどがあります。これらも、料金や対象国、利用できるデータ容量はサービスごとに違います。

サービスの例 海外利用の特徴 確認する項目
ahamo 海外でのデータ通信に対応するプラン 対象国、利用可能なデータ容量、利用期間、プラン変更の条件
povo 海外用のデータ通信を、必要な期間や容量ごとに申し込む方式 渡航先に対応するトッピングの有無、利用開始時期、通話・SMSの料金
楽天モバイル 対象の国や地域で海外データ通信を利用できるプラン 対象地域、月間の海外データ容量、容量超過後の扱い
その他のMVNO 海外での音声通話・SMSのみ、または海外ローミング非対応の場合がある データ通信の可否、回線タイプ、海外利用の申し込み要否

上表は対応の傾向を示したもので、すべての料金プランや渡航先に当てはまるとは限りません。申し込む前に、利用するプランの海外ローミング案内と、渡航先の対象国一覧を確認してください。

海外ローミング対応か確認する方法

次の順番で確認すると、契約中の格安SIMを海外で使えるか判断しやすくなります。

  1. 契約中の料金プランを確認する。同じブランドでも、プランによって海外利用の可否や条件が異なるため、料金プラン名を特定します。
  2. 公式の海外利用ページで渡航先を確認する。「海外ローミング対応」と書かれていても、国や地域によって対象外の場合があります。
  3. データ通信の対応状況を確認する。「国際ローミング対応」とだけ書かれている場合、音声通話・SMSのみを指すことがあります。海外でインターネットを使えるかを確認してください。
  4. 料金と利用上限を確認する。1日単位の定額、容量単位の料金、月額プランに含まれる方式などがあります。追加料金や速度制限の条件も確認します。
  5. 申し込みや端末設定の要否を確認する。事前申し込みが必要なサービスや、端末の「データローミング」をオンにする必要があるサービスがあります。

海外ローミングと現地SIM・海外eSIMの違い

短期旅行で手続きを簡単にしたい人は、海外ローミングが向いています。日本の電話番号を維持したまま使いやすく、SIMカードを入れ替えずに済む点がメリットです。

一方、長期滞在や大容量通信を予定している人は、現地SIMや海外用eSIMのほうが料金を比較しやすい場合があります。ただし、端末がSIMロック解除済みであることや、eSIM対応端末であることなどの条件があります。

方法 向いているケース 主な注意点
海外ローミング 短期旅行、手続きを簡単にしたい 料金や対象国を事前に確認する
海外用eSIM データ通信を比較的安く利用したい、eSIM対応端末を持っている 端末の対応状況、開通手順、電話番号の有無を確認する
現地SIM 長期滞在、大容量通信を利用したい SIMの購入や交換、現地の本人確認が必要な場合がある
モバイルWi-Fi 複数の端末や同行者で通信したい 受け取り、返却、充電、通信容量を確認する

海外で高額請求を防ぐための注意点

海外ローミングは、対応しているだけで無料になるとは限りません。定額サービスの申し込みをしていない状態でデータ通信を行うと、通常とは異なる料金が発生する場合があります。

  • 出発前に、対象国と料金を確認する
  • 必要に応じて海外データ通信の定額サービスを申し込む
  • 利用開始時刻や利用期間を確認する
  • アプリの自動更新やクラウド同期を抑える
  • 使わないときは端末のデータローミングをオフにする
  • 帰国後は海外用の設定を元に戻す

海外で電話を受けた場合も、契約内容によっては着信料がかかることがあります。通話料金とSMS料金は、データ通信の料金とは別に確認してください。

格安SIMの海外ローミング対応を判断するポイント

海外旅行で格安SIMを使うなら、まず契約中のプランが渡航先でのデータ通信に対応しているかを確認してください。音声通話やSMSに対応していても、データ通信には対応していないことがあります。

対象国、料金、データ容量、利用期間、申し込みの要否を確認し、条件が合わなければ海外用eSIMや現地SIMと比較します。ブランド名だけで判断せず、出発前に利用するプランの公式案内で最終確認することが大切です。