格安SIMでSMSが届かない原因は?

格安SIMでSMSが届かない原因は?

格安SIMでSMSが届かない原因は、SMS機能が付いていない契約、電話番号や回線の設定、端末の受信設定、通信障害、送信元側の制限などです。特にデータ通信専用SIMは、SMS機能を追加していなければSMSを受信できません。

まずは「すべてのSMSが届かないのか」「特定のサービスからだけ届かないのか」を分けると、原因を判断しやすくなります。

格安SIMでSMSが届かない主な原因

SMS機能がないSIMを契約している

データ通信専用SIMは、インターネット通信だけを使う契約です。SMS機能が付いていない場合、電話番号が表示されていてもSMSを送受信できないことがあります。

契約中のSIMが次のどれに該当するか、マイページや申込内容で確認してください。

  • 音声通話SIM:通常はSMSを利用できる
  • SMS機能付きデータSIM:SMSを利用できる
  • データ通信専用SIM:SMSを利用できない場合がある

ただし、サービスによって契約区分や名称が異なります。SMSを使うには、SMS機能付きプランやSMSオプションへの変更が必要になることがあります。

SMSを受信する電話番号が間違っている

認証コードなどが届かない場合、サービスに登録した電話番号と、現在使っている格安SIMの電話番号が異なっている可能性があります。

とくに、MNP(携帯電話番号ポータビリティ)で乗り換えた後や、電話番号を変更した後は注意が必要です。登録画面の番号が、現在の番号と一致しているか確認してください。

SIMの開通やMNP転入が完了していない

乗り換え直後は、開通手続きやMNP転入が完了していないと、SMSを受信できないことがあります。格安SIMのマイページで、回線の開通状態を確認してください。

SIMカードを入れ替えた場合は、端末を再起動してからSMSを受信できるか試します。eSIMの場合は、eSIMの設定が完了し、対象の回線が有効になっているかも確認が必要です。

機内モードや電波状態に問題がある

機内モードがオンになっている、圏外になっている、電波が不安定な場所にいると、SMSの受信が遅れたり失敗したりすることがあります。

次の操作を順番に試してください。

  1. 機内モードをオフにする。
  2. 電波表示がある場所へ移動する。
  3. 端末を再起動する。
  4. Wi-Fiを一度オフにし、モバイル回線が接続されるか確認する。
  5. 別の電話番号からテストSMSを送ってもらう。

SMSは、一般的なメールやメッセージアプリとは異なる仕組みで送受信されます。モバイル回線の状態も確認してください。

デュアルSIMの回線設定が合っていない

2枚のSIMを使うデュアルSIM端末では、SMSを受信する回線が無効になっていたり、想定と違うSIMが選ばれていたりすることがあります。

端末の「モバイル通信」「SIM」「モバイルネットワーク」などの設定を開き、対象の格安SIMが有効になっているか確認します。電話番号が2つある場合は、認証に使う番号とSMSを受信するSIMが一致しているかも確認してください。

端末のSMSアプリや受信設定に問題がある

SMSアプリの通知がオフになっていると、SMS自体は届いていても通知だけ表示されないことがあります。メッセージアプリの受信トレイ、迷惑メッセージのフォルダー、通知設定を確認してください。

端末によっては、次の設定が受信に影響する場合があります。

  • 迷惑メッセージや着信拒否の設定
  • 特定の電話番号のブロック設定
  • SMSアプリの通知設定
  • メッセージアプリの権限設定
  • 端末の空き容量不足

設定を変更した覚えがない場合でも、迷惑メッセージ対策アプリやセキュリティアプリがSMSを振り分けていることがあります。

特定のサービスが認証コードを送信できない

通常のSMSは届くのに、銀行、決済サービス、SNSなどの認証コードだけ届かない場合は、送信元サービス側の設定や制限が原因かもしれません。

たとえば、次のようなケースがあります。

  • 登録電話番号が古い
  • 認証コードの送信回数が上限に達している
  • 短時間に何度も再送信して制限されている
  • 海外発のSMSや特定形式のSMSを受信できない
  • サービス側が格安SIMや一部の電話番号を認証対象外としている
  • 音声通話による認証など、別の認証方法が必要

この場合、何度も再送信を繰り返すと一時的に制限が続くことがあります。登録番号を確認したうえで、画面に表示された時間を置いてから再試行してください。

通信障害やメンテナンスが発生している

格安SIMの回線や、SMSを送信するサービスで障害やメンテナンスが発生していると、SMSが遅延することがあります。自分の端末だけでなく、同じ回線を使う人にも同じ症状が出ている場合は、通信事業者の障害情報を確認してください。

障害情報が見つからない場合でも、SMSの配信状況は送信元と携帯電話会社の双方に関係するため、すぐに原因を特定できないことがあります。

SMSが届かないときの確認手順

原因を切り分けるには、契約、端末、送信元の順に確認すると効率的です。

  1. 契約内容を確認する

    SMS機能付きのプランまたはオプションを契約しているか、格安SIMのマイページで確認します。データ通信専用SIMでSMS機能がない場合は、端末設定だけでは受信できません。

  2. 電話番号と回線の状態を確認する

    現在の電話番号が正しいか、MNP転入や回線開通が完了しているかを確認します。開通直後なら、端末を再起動してから再度受信を試します。

  3. 電波と端末設定を確認する

    機内モード、圏外表示、SIMの有効・無効、デュアルSIMの回線設定を確認します。SMSアプリの通知、迷惑メッセージ、ブロック設定も確認してください。

  4. 別の番号からテストSMSを送る

    別の携帯電話から短いSMSを送ってもらいます。テストSMSも届かないなら、契約や回線、端末側の問題が考えられます。

  5. 特定サービスだけの問題か確認する

    テストSMSは届くのに認証コードだけ届かない場合は、送信元サービスの登録情報や認証制限を確認します。別の認証方法が表示されていれば、その方法も利用できます。

  6. 格安SIMのサポートへ問い合わせる

    契約にSMS機能があり、端末の設定にも問題がないのに受信できない場合は、問い合わせ時に「SMSを受信できない電話番号」「発生日時」「すべてのSMSか特定の送信元だけか」「端末名」を伝えると確認が進みやすくなります。

原因を判断するための目安

症状 考えられる原因 最初に確認すること
すべてのSMSが届かない SMS機能なし、回線未開通、SIM設定、電波や端末の問題 契約内容、開通状態、電波、SIM設定
認証コードだけ届かない 登録番号の違い、送信元の制限、認証回数の上限 登録番号、認証画面の表示、時間を置いた再試行
特定の相手からだけ届かない 相手の番号入力ミス、ブロック、送信側の問題 電話番号とブロック設定
乗り換え直後から届かない MNP転入や回線開通、SIM設定の問題 開通状況と端末の再起動
届いているが通知されない SMSアプリの通知、迷惑メッセージ振り分け 受信トレイ、迷惑メッセージ、通知設定

SMSが遅れて届く場合の注意点

SMSは、送信直後に届くとは限りません。電波が不安定だった時間に送られたSMSが、通信状態の回復後に届くこともあります。

認証コードには有効期限が設定されている場合があるため、遅れて届いたコードが使えないときは、最新のコードを一度だけ再発行してください。複数回発行すると、どのコードが有効か分かりにくくなることがあります。

格安SIMでSMSが届かないときの結論

まず確認するのは、契約にSMS機能があるか、現在の電話番号が正しいか、回線が開通しているかの3点です。そのうえで、機内モードや電波、デュアルSIM、SMSアプリの迷惑メッセージ設定を確認します。

別の番号からのテストSMSは届くのに、特定サービスの認証コードだけ届かない場合は、送信元サービス側の登録情報や制限を確認してください。すべてのSMSが届かない場合は、契約内容と回線状態を確認してから格安SIMのサポートへ問い合わせるのが確実です。