格安SIMのかけ放題が必要かどうかはどう判断する?

格安SIMのかけ放題が必要かどうかはどう判断する?

格安SIMのかけ放題が必要かどうかは、1か月の通話時間と、1回あたりの通話時間で判断します。短い電話を何度もかける人は「5分・10分かけ放題」、長電話が多い人は「無制限かけ放題」が候補です。一方、通話が少ない人や、LINEなどの通話アプリを主に使う人は、かけ放題を付けないほうが安くなることがあります。

格安SIMのかけ放題が必要か判断する3つの基準

判断するときは、次の3点を確認します。

  • 1か月に何分ほど電話をかけるか
  • 1回の通話が何分で終わるか
  • 通常の電話番号への発信がどれくらい必要か

単純な通話時間だけでなく、通話の長さも重要です。短い電話が多いなら短時間かけ放題、長い電話が多いなら無制限かけ放題のほうが比較しやすくなります。

かけ放題が向いている人

次のような使い方なら、格安SIMのかけ放題を付けるメリットがあります。

  • 家族や仕事先への電話を毎日のようにかける
  • 月の通話時間が多く、従量制の通話料金が高くなりやすい
  • 1回の通話が長くなりやすい
  • 通話料金を毎月一定にしたい
  • LINEなどのアプリ通話では連絡できない相手に電話する

特に、病院や店舗、勤務先などへ通常の電話番号で連絡する機会が多い人は、アプリ通話だけでは対応できません。毎月の通話料金と、かけ放題オプションの料金を比べて、かけ放題のほうが安くなるなら追加を検討できます。

かけ放題が不要になりやすい人

次のような場合は、かけ放題を付けなくてもよい可能性があります。

  • 電話をほとんど受けるだけで、自分からはあまりかけない
  • 月に数回、短い電話をする程度である
  • 家族や友人との連絡をLINEなどの通話アプリで済ませている
  • 通話よりもデータ通信を主に使っている
  • 通話料金が、かけ放題の月額料金を下回っている

ただし、通話アプリは相手も同じアプリを使えること、通信環境が必要なことが条件です。仕事先や公的機関などへの連絡が多い場合は、アプリ通話だけを前提にしないほうがよいでしょう。

5分・10分かけ放題と無制限かけ放題の選び方

かけ放題には、1回あたりの通話時間に上限があるタイプと、時間を問わず通話できるタイプがあります。自分の通話の長さに合うものを選ぶことが大切です。

種類 向いている人 確認する点
5分・10分などの短時間かけ放題 用件を短く伝える電話が多い人 上限を超えた場合の通話料金、対象となる1回の時間
無制限かけ放題 長電話や時間の読めない電話が多い人 対象外の番号、オプション料金、適用条件
かけ放題なし 電話が少ない人、アプリ通話が中心の人 通常通話の料金、専用アプリの利用条件

たとえば、1回の通話が数分で終わることが多いなら短時間かけ放題が候補になります。反対に、1回の電話が上限時間を頻繁に超えるなら、短時間かけ放題では追加料金が発生するため、無制限タイプやかけ放題なしの料金と比較してください。

かけ放題が必要かは通話料金と月額料金を比較する

かけ放題を付けるかどうかは、次の式で比べると判断しやすくなります。

かけ放題なしの通話料金 = 1分あたりの通話料金 × 1か月の通話時間

その金額が、かけ放題オプションの月額料金を上回るなら、料金だけを見ると、かけ放題を付けるほうが有利です。実際には、通話料の計算単位や専用アプリの利用条件もあるため、契約する格安SIMの料金表で確認します。

計算例

仮に、通常通話が1分あたり22円、月額の短時間かけ放題が880円だとします。この場合、単純計算では次のようになります。

880円 ÷ 22円 = 40分

この仮定では、1か月の通話時間が40分を超えると、通常通話より短時間かけ放題のほうが安くなる可能性があります。ただし、短時間かけ放題の上限を超えた通話には別料金がかかるため、実際の判断では通話時間の合計だけでなく、1回ごとの通話時間も確認してください。

この金額は判断方法を示すための計算例であり、特定の格安SIMの料金を示すものではありません。実際の料金は、契約先の通話料、オプション料金、キャンペーン、専用アプリの有無などによって変わります。

通話履歴を使って自分に必要か確認する方法

直近1〜3か月の通話履歴を確認すると、感覚ではなく実際の利用状況で判断できます。

  1. スマートフォンの通話履歴を開く
  2. 発信した通話だけを確認する
  3. それぞれの通話時間を記録する
  4. 1か月の合計時間と、1回あたりの通話時間を確認する
  5. 契約予定の格安SIMで、かけ放題なし・短時間かけ放題・無制限かけ放題の料金を比べる

確認するときは、着信時間ではなく、自分が発信した通話を中心に見ます。また、毎月ではなく特定の月だけ長電話をする場合は、通常料金のままにして、必要な月だけオプションを追加できるか確認する方法もあります。

かけ放題の対象外になりやすい通話に注意する

かけ放題であっても、すべての番号や通話が対象とは限りません。契約前に、次のような番号や条件を確認してください。

  • ナビダイヤルなどの特殊な番号
  • 国際電話や海外での通話
  • 留守番電話など、一部の付加サービスへの発信
  • 専用アプリからの発信が必要なプラン
  • 短時間かけ放題で設定された上限時間
  • 上限時間を超えた場合の追加通話料

「無制限」と書かれていても、対象外の番号や利用条件が別に定められていることがあります。料金だけでなく、通常の電話アプリで使えるのか、専用アプリが必要なのかも確認しましょう。

迷ったときの選び方

迷った場合は、次の基準で選ぶと判断しやすくなります。

通話の使い方 候補
電話をほとんどしない かけ放題なし
短い連絡を頻繁にする 5分・10分などの短時間かけ放題
長電話が多い、通話時間が読めない 無制限かけ放題
普段は電話をしないが、特定の月だけ多い 必要な月だけ追加できるプラン

最初に通話履歴を確認し、月の通話料金を計算してください。その金額がかけ放題の月額料金を継続的に上回るなら、かけ放題を付ける判断がしやすくなります。

格安SIMのかけ放題が必要かどうかは、通話時間の多さだけでなく、1回の通話時間と通常の電話番号への発信頻度で決まります。短い電話が多い人は短時間かけ放題、長電話が多い人は無制限かけ放題、電話が少ない人はかけ放題なしを基本に比較しましょう。