格安SIMに対応しているiPhoneは、基本的にiPhone 6s以降の多くの機種です。ただし、機種が対応していても、格安SIMの回線種別、SIMロックの有無、SIMカードとeSIMの対応状況によって使えるかどうかが変わります。
購入前や乗り換え前には、使いたい格安SIMの動作確認済み端末一覧で、iPhoneのモデル番号と利用する回線を確認してください。
格安SIMに対応しやすいiPhoneの機種
| 機種 | 格安SIMでの利用 | 確認したい点 |
|---|---|---|
| iPhone 15シリーズ以降 | 対応しやすい | SIMカード、eSIM、5G対応状況。販売地域によってSIMの仕様が異なる場合がある |
| iPhone 14シリーズ | 対応しやすい | 購入国によって、SIMカード対応の有無が異なる |
| iPhone 13シリーズ | 対応しやすい | 格安SIM側の動作確認、5G対応回線、SIMロックの有無 |
| iPhone 12シリーズ | 対応しやすい | 5Gを使う場合は、格安SIMの5G対応状況も確認する |
| iPhone SE(第2世代・第3世代) | 対応しやすい | SIMロックの有無、eSIM対応、回線との対応 |
| iPhone 11シリーズ | 多くの格安SIMで利用しやすい | SIMロックの有無と動作確認済みかどうか |
| iPhone XS・XS Max・XR | 多くの格安SIMで利用しやすい | eSIMを使う場合は、格安SIM側のeSIM対応状況も確認する |
| iPhone X・8・7・SE(第1世代)・6s | 利用できる場合がある | 格安SIMの動作確認、回線、SIMロック、通信方式を確認する |
| iPhone 6・6 Plus以前 | 格安SIMによっては利用できない | 対応周波数、通信方式、OS、動作確認の有無を確認する |
表の「対応しやすい」は、すべての格安SIMで使えるという意味ではありません。特に古いiPhoneは、格安SIMが動作確認の対象外としていることがあります。
iPhoneの対応機種を判断する3つの条件
1. 格安SIMの動作確認済み端末に掲載されている
最も確実なのは、契約したい格安SIMの公式サイトで、利用予定のiPhoneが動作確認済みかを調べる方法です。確認するときは、「iPhone 13」のようなシリーズ名だけでなく、SIMカードかeSIMか、音声通話やデータ通信が使えるかも確認します。
同じiPhoneでも、購入した通信会社や販売地域によってモデル番号が異なる場合があります。中古品や海外版を購入する場合は、商品ページに記載されたモデル番号と販売国を確認してください。
2. iPhoneのSIMロックが解除されている
SIMロックとは、特定の通信会社のSIMだけを使えるように制限する仕組みです。SIMロックが残っているiPhoneでは、購入元とは異なる回線の格安SIMを使えないことがあります。
iPhoneの「設定」から、次の手順で確認できます。
- 「設定」を開く
- 「一般」を選ぶ
- 「情報」を選ぶ
- 「SIMロック」の項目を確認する
「SIMロックなし」と表示されていれば、SIMロックによる制限はありません。SIMロックがかかっている場合は、購入した通信会社で解除できるかを確認します。
3. 格安SIMの回線とiPhoneが合っている
格安SIMは、ドコモ、au、ソフトバンクなどの回線を利用してサービスを提供しています。iPhoneが対応していても、回線の組み合わせによっては、SIMロック解除やAPN設定が必要になることがあります。
たとえば、ドコモで購入した古いiPhoneをau回線の格安SIMで使う場合は、対応周波数やSIMロックの条件を確認しなければなりません。現在使っている通信会社と同じ回線の格安SIMでも、必ず使えるとは限りません。
iPhoneの機種ごとに確認したいポイント
iPhone 12以降
iPhone 12以降は5Gに対応していますが、5Gを利用するには、格安SIMの料金プランやエリア、設定も5Gに対応している必要があります。4G通信だけを使う場合は、格安SIMが5Gに対応していなくても利用できることがあります。
5G対応だけを理由に格安SIMを選ぶのではなく、対応エリアや料金プラン、音声通話の提供条件も確認してください。
iPhone XS・XR以降
iPhone XS、XS Max、XR以降のiPhoneは、eSIMに対応する機種です。ただし、eSIMを利用できるかどうかは格安SIMのサービス側にも左右されます。
eSIMを申し込む場合は、格安SIMの動作確認端末一覧で、対象のiPhoneが「eSIM対応」と明記されているかを確認します。SIMカードで申し込む場合は、iPhone本体がnano-SIMに対応しているかも確認してください。
iPhone SEシリーズ
iPhone SEは、第2世代と第3世代であれば、比較的新しいiPhoneとして多くの格安SIMで利用しやすい機種です。第1世代は古いため、格安SIMごとの動作確認を必ず確認してください。
iPhone SE(第3世代)を5Gで使いたい場合は、格安SIMの5G対応状況と、利用地域が5Gエリアに含まれるかを確認します。
iPhone 8以前
iPhone 8、iPhone 7、iPhone SE(第1世代)、iPhone 6sは、格安SIMで使える場合があります。ただし、古い機種ほど対応状況がサービスごとに分かれやすく、販売終了やOSの対応状況によって使える機能が限られることがあります。
中古で購入する場合は、本体の動作だけでなく、バッテリーの状態、SIMロック、ネットワーク利用制限、格安SIMの動作確認状況を確認してください。
格安SIMで使えるか確認する手順
- 使いたいiPhoneの機種名、容量、モデル番号を確認する
- 契約したい格安SIMの公式サイトで動作確認済み端末一覧を開く
- iPhoneの機種名と、SIMカードまたはeSIMの対応状況を確認する
- ドコモ、au、ソフトバンクなど、利用する回線の種類を確認する
- iPhoneの「SIMロック」項目を確認する
- 音声通話、SMS、データ通信、テザリングが使えるか確認する
- 必要に応じて、APN設定やプロファイルのインストール方法を確認する
動作確認済み端末一覧に掲載されていても、機種によっては「データ通信のみ確認済み」「テザリングは対象外」のように機能ごとの違いがあります。通話やテザリングを使う予定がある場合は、該当機能の対応状況まで確認してください。
中古のiPhoneを格安SIMで使うときの注意点
中古iPhoneは本体価格を抑えやすい一方、購入前に確認する項目が増えます。特に、次の条件を満たしているかを確認してください。
- 契約予定の格安SIMで動作確認済みである
- SIMロックが解除されている、または利用回線と合っている
- ネットワーク利用制限がかかっていない
- バッテリーや本体が正常に動作する
- 必要なiOSに対応している
- SIMカードまたはeSIMの仕様が契約内容と合っている
「SIMフリー」と書かれていても、海外版などは日本の通信周波数や技適、SIMの仕様が異なる場合があります。販売地域が不明なiPhoneは、モデル番号と利用予定の格安SIMの対応状況を確認してから購入してください。
格安SIMにおすすめしやすいiPhoneの選び方
長く使うことや対応サービスの多さを重視するなら、iPhone 12以降、iPhone SE(第2世代)以降が候補になります。価格を抑えたい場合は、iPhone 11やiPhone SE(第2世代)の動作確認済み中古品も選択肢になります。
ただし、どの機種が最適かは、5Gが必要か、eSIMを使うか、予算、必要なiOSの機能によって変わります。古いiPhoneを安く購入する場合は、本体価格だけでなく、格安SIMでの対応状況と今後の利用期間も考えて選んでください。
まとめ
格安SIMに対応しているiPhoneは、一般にiPhone 6s以降の多くの機種です。特にiPhone 12以降、iPhone SE(第2世代)以降は対応しやすい一方、対応状況は格安SIMの回線、SIMロック、SIMカード・eSIMの種類によって変わります。
最初に、契約したい格安SIMの動作確認済み端末一覧で、iPhoneの機種名と利用する回線を確認してください。そのうえで、iPhone本体のSIMロックと、通話・通信・テザリングなど必要な機能の対応状況を確認すると、購入後のトラブルを避けやすくなります。







