格安SIMで初心者が電話料金を削減するにはどうすればいい?

格安SIMで初心者が電話料金を削減するにはどうすればいい?

格安SIMで電話料金を削減するには、まず自分の通話時間と通話方法を確認し、音声通話SIM・通話オプション・通話アプリの組み合わせを選ぶことが大切です。通話が少ない人は従量制、毎月決まった時間以上に電話する人はかけ放題を付けると、無駄な料金を抑えやすくなります。

格安SIMで電話料金を下げる基本的な考え方

格安SIMの料金は、データ通信の料金と電話の通話料金に分けて考えます。月額料金が安くても、通話料が高いと合計額はあまり下がらないため、現在の請求額を次のように分けて確認します。

  • 基本料金
  • データ通信料金
  • 通常の音声通話料
  • 通話オプション料金
  • 留守番電話やキャッチホンなどの追加料金

特に確認したいのは、毎月の通話時間と、電話をかける相手です。家族や友人との連絡が中心ならデータ通信を使った通話アプリで代用できる場合があります。一方、店舗や病院、勤務先などへの電話が多い場合は、通常の電話回線を使う音声通話と通話オプションを比較します。

初心者は「データSIM」と「音声通話SIM」を間違えない

電話番号を使って発信・着信したいなら、基本的には音声通話に対応したSIMが必要です。データ通信専用SIMは、インターネット通信はできますが、通常の携帯電話番号による音声通話ができないことがあります。

SIMの種類 通常の電話番号による通話 向いている人
音声通話SIM 利用できる 電話番号を引き継ぎたい人、電話を受ける人
データ通信専用SIM 利用できないことがある データ通信だけを使う人

現在の電話番号をそのまま使いたい場合は、乗り換え先がMNP(携帯電話番号ポータビリティ)に対応しているか確認します。新しい電話番号でもよい場合は、新規契約を選べます。

通話時間に合う料金プランを選ぶ

電話料金を削減するには、月額料金だけでなく、通話料を含めた合計額で比較します。選び方は、主に次の3パターンです。

電話がほとんどない人は従量制

月に数回しか電話をしないなら、かけ放題を付けず、通話した分だけ支払う従量制が候補になります。かけ放題の月額料金が、実際の通話料金を上回る場合があるためです。

ただし、短い電話を何度もかける人は、1回あたりの通話時間が短くても合計料金が増えることがあります。通話回数もあわせて確認してください。

毎月一定時間電話する人は短時間かけ放題

1回あたりの通話が短く、毎月何度も電話する人は、一定時間まで無料になるタイプの通話オプションが向いている可能性があります。対象時間を超えた部分は追加料金になることがあるため、長電話には注意が必要です。

長電話が多い人は完全かけ放題

仕事や家族との連絡で長時間の通話が多い人は、完全かけ放題の有無を比較します。ただし、オプション料金が毎月かかるため、実際の通話時間が少ない月も含めて得になるか計算することが必要です。

通話アプリを使うときの注意点

インターネット回線を使う通話アプリなら、携帯電話の音声通話料を抑えられる場合があります。相手も同じアプリを使っていれば、アプリ間の通話が無料になるサービスもあります。

一方で、次のような相手にはアプリ通話を使えない、または使いにくいことがあります。

  • 固定電話や一般の携帯電話番号
  • 病院、店舗、勤務先などの代表番号
  • 緊急通報や一部の特殊番号
  • アプリの利用登録をしていない相手

また、通常の電話アプリから発信した場合だけ割引が適用されるサービスもあります。専用アプリが必要か、標準の電話アプリでも割引されるかを、契約前に確認してください。

乗り換え前に電話料金を比較する手順

初心者は、次の順番で確認すると、自分に合わない通話オプションを選びにくくなります。

  1. 現在の請求書で通話料を確認する。直近1か月だけでなく、可能なら数か月分を見て、通話料が毎月どの程度変わるかを確認します。
  2. 通話時間と通話回数を確認する。合計時間だけでなく、短い電話が多いのか、長電話が多いのかを分けて考えます。
  3. アプリ通話で代用できる相手を分ける。家族や友人との連絡はアプリ、店舗や固定電話への連絡は通常通話というように整理します。
  4. 音声通話SIMの基本料金と通話オプションを足す。データ容量が現在の使い方に足りるかも同時に確認します。
  5. 現在の月額料金と、乗り換え後の見込み額を比較する。端末代金、初期費用、解約に伴う費用などがある場合は別に加えます。

比較に使う計算式

乗り換え後の毎月の見込み額は、次のように計算します。

基本料金+通話オプション料金+通常通話料+追加サービス料金=毎月の見込み額

通話オプションを付ける場合は、オプション料金を払うことで削減できる通話料が、オプション料金を上回るかを確認します。料金や無料通話の条件はサービスごとに異なるため、具体的な金額は契約前に各社の料金表で確認してください。

電話料金を削減するときに見落としやすい費用

月額料金だけを比べると、実際の支払額と差が出ることがあります。次の費用や条件も確認してください。

  • 初期費用やSIMの発行手数料
  • 通話オプションの月額料金
  • 専用通話アプリの利用条件
  • 無料通話の対象外となる番号
  • 無料時間を超えた場合の通話料
  • 留守番電話などの追加サービス
  • 端末を分割購入している場合の残りの支払い

特に、かけ放題でもすべての番号が対象とは限りません。ナビダイヤルなどの特殊な番号や、一部の番号への発信が対象外となることがあるため、よくかける相手の電話番号が対象か確認します。

初心者に向く選び方

電話の使い方 検討しやすい選択 確認する点
電話はほとんどしない 音声通話SIM+従量制 最低利用料金と1回あたりの通話料
短い電話を何度もする 短時間かけ放題 無料になる1回あたりの時間と超過料金
長電話が多い 完全かけ放題 対象外の番号とオプション料金
家族や友人との通話が中心 通話アプリの利用 相手もアプリを使えるか、データ通信量

この表は一般的な選び方の目安です。実際にどれが得になるかは、現在の通話時間、通話回数、利用する番号、各サービスの料金条件によって変わります。

乗り換え後に電話料金が下がらない場合の確認点

乗り換え後も料金が高い場合は、まず通話履歴と請求明細を確認します。通常の電話アプリから発信していた、無料時間を超えていた、対象外の番号に発信していたといった原因が考えられます。

また、通話アプリはデータ通信を使うため、電波の弱い場所では通話品質が下がることがあります。重要な電話では、通話品質や発信先の対応状況を確認したうえで、通常通話と使い分けると安心です。

格安SIMで電話料金を削減する最初の一歩は、現在の請求明細から「通話時間・通話回数・発信先」を確認することです。そのうえで、電話が少なければ従量制、短い電話が多ければ短時間かけ放題、長電話が多ければ完全かけ放題を、基本料金と合計して比較してください。